測量設計協同組合全国情報交流会に参加しました。

代表の中嶋です。全国の測量設計協同組合が一年に一度集う、全国情報交流会に参加してきました。

今回は北海道の帯広で開催となり、羽田から飛行機で向かったのですが、出発が一時間遅れとなり、基調講演の途中からの参加となりました。

ロボットトラクタに関する帯広畜産大学の佐藤禎稔名誉教授の基調講演は、トラクタの自動化運転による効率化はさることながら、死亡事故を防ぎ、労働安全性の向上にも寄与しているというのがとても印象に残りました。トラクタによる死亡事故は少なくないそうで、調べてみると令和4年の農作業死亡事故件数は238人。そのうち農機械作業にかかるものは152人でした(農作業安全情報センターの調査より)。ロボットトラクタが普及していけば、こうした不幸な事故はいずれなくなるのかもしれません。

特別講演では国土地理院北海道地方測量部の小野里正明次長から標高成果の改定と3次元電子国土基本図の整備についてお話しいただきました。全国で3次元データがそろいつつある中、われわれも3次元データを取得するだけではなく、GISや設計データの3次元化などさらに取り組みを加速していく必要があると感じた講演でした。

その後の懇親会ではYOSAKOIソーランチーム「Excla!matioN」による演舞を披露いただき、活気溢れる踊りに若い力を分けてもらいながら、次回は富山での開催予定であることがアナウンスされ、盛大な拍手の中、閉幕となりました。

天気にも恵まれ、とても実りが多い情報交流会となりました。